収納は「隠す」だけが正解ではありません。
近年注目されているのが、あえて中身を見せることで空間に個性とデザイン性を持たせる「見せる収納」です。
見せる収納は、使いやすさとおしゃれさを両立できるのが大きな魅力です。
しかしただ棚に物を並べるだけでは雑然とした印象を与えてしまうため、いくつかの工夫が必要です。
まず大切なのは、収納するアイテムを選ぶことです。
見せる収納に向いているのはデザイン性の高い日用品や食器、趣味のアイテムなど見せても美しいものです。
それらを「グループ化」して配置することで、視覚的な統一感が生まれます。
たとえば同じ素材や色味のものを集めることで、棚の上が整理されて見えます。
高さの違うアイテムを交互に並べると、リズム感が出て視線を引きつける効果もあります。
収納する器具自体にもこだわりましょう。
アイアンやウッドなど部屋のテイストに合った素材のシェルフを選ぶと、見せる収納そのものがインテリアの一部になります。
バスケットやガラス容器を使えば、細かい物も美しく整えられます。
照明を組み合わせるとより洗練された印象になり、夜の空間演出にも効果的です。
収納の機能性はもちろん大切ですが空間全体の雰囲気を整えるという視点で取り入れることで、見る収納は暮らしの質を向上させる一手になります。
おしゃれに見せつつ日々の動線も快適にするための収納スタイルで、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。